Linuxで再起動時にデバイスのマウントが入れ替わってしまう
Linux(RHEL5.7)を再起動したところ、デバイスのマウントが入れ替わる事象が発生しました。
どうもRHEL5.7は、カーネルが認識した順序でデバイスを割り振るため、こんなことが起きるようです。
おかげでサービスに支障がでてしまいました。
一応解決できたのでメモしておきます。
■解決方法
/etc/fstabにUUIDでマウントする設定に変更した。
1.対象のファイルシステムをアンマウントする。
[root@onedari01 ~]# mount /dev/sdf on /test1 type ext3 (rw,_netdev) /dev/sdg on /test2 type ext3 (rw,_netdev) [root@onedari01 ~]# umount /test1 [root@onedari01 ~]# umount /test2
2.現在のUUID、ラベル名を確認する。
[root@onedari01 ~]# blkid /dev/sdf /dev/sdf: UUID="abcde-f80c-4b5f-8f36-71234556" TYPE="ext3" [root@onedari01 ~]# blkid /dev/sdg /dev/sdg: UUID="cdefj-0c8d-46bc-9378-56491123" TYPE="ext3" [root@onedari01 ~]#
3.確認したUUIDを使用しマウントする。
(実行例/UUID を使用する場合)
# mount -t ext3 -U xxxxxxxx /work
[root@onedari01 ~]# mount -t ext3 -U cdefj-0c8d-46bc-9378-56491123 /NetVault_Gen1 [root@onedari01 ~]# mount -t ext3 -U abcde-f80c-4b5f-8f36-71234556 /NetVault_Gen2
4./etc/fstabを変更する。
[root@onedari01 ~]# vi /etc/fstab /dev/sdf /test1 ext3 _netdev 1 0 /dev/sdg /test2 ext3 _netdev 1 0 ↓↓↓ UUID=280cce91-0c8d-46bc-9378-24abb721e04e /test1 ext3 _netdev 1 0 UUID=ce993c8d-f80c-4b5f-8f36-78baa48a8f0a /test2 ext3 _netdev 1 0
※記述されている数字の意味
第1列 マウントするブロックデバイスやラベル
第2列 マウントポイント
第3列 ファイルシステムの種類
第4列 マウント時のオプション
第5列 ファイルシステムをdumpする必要があるか否かの指定
「0」または無記述の場合はdump不要のファイルシステムであると見なされる。
第6列 システム起動時にfsckチェックを行うか否かの指定。
「0」チェックを行わない。
「1」ルートファイルシステムでチェックを行う
「2」ルートファイルシステム以外でチェックを行う
※第6列を2にしておくとOS起動時にfsckが走ってなかなか起動しないことがある。
例えば、以下の例だと起動してから6か月以上たっているため、
再起動するとfsckが走り、なかなか起動しない。
[root@onedari01 ~]# tune2fs -l /dev/sdf Last checked: Fri Mar 30 20:49:49 2012 Check interval: 15552000 (6 months) ★ここが6か月になっているためfsckが走った。
サイズがでかいデバイスの場合、第6列は「0」にしたほうがよいかもしれません。
以上
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